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社会人大学講座


『ロボットの活用について考える』
    静岡産業大学・静岡理工科大学 連携講座

  日本では、コミュニケーション機能を有する人型ロボットなどに価値があると考える人も多いようですが、海外では、ロボットはあくまでも人の仕事を代替するツールだと考えられています。そのため、ロボットが人のどのような課題を解決するのかという価値が導入コストを上回らなければ、社会に広がっていくことはありません。
これからの日本においても「ロボットならではの強みを活かして着実に働き、課題を解決するロボット」「ロボットを活用した、人とロボットの分業化」「労働力の最適化」等によって、労働力不足を解消することが求められます。
  その上で、政府は、ロボットの活用・普及により生産性向上等が期待できる業種や分野として、(1)ものづくり、(2)サービス、(3)介護・医療、(4)インフラ・災害対応・建設、(5)農林水産業・食品産業の5分野を挙げています。
  今回の講座では、ロボットを活用するために必要な技術や情報を理解しましょう。
社会人大学講座では、大学の講義と同様に、希望者には講義ごとに課題に取り組んでいただきレポートを提出していただきます。そのレポートにより、担当教員が評価を行います(A・B・C評価)。ぜひチャレンジしてください。 ※課題は1日2講座受講者が対象となります。
参加費 1日(2講座):1,000円(1講座のみの受講も可能)
定 員  20名(1講座)〈先着順〉
会 場  BiViキャン(BiVi藤枝1F)
開催時間(第1・2回とも) 講座① 14:00~15:10/講座② 15:20~16:30/意見交換(自由参加) 16:30~17:00
第1回 (2講座) 10/27 (火)
講座① 生活の場にロボットが進出するためには
 静岡理工科大学 理工学部 講師 鹿内 佳人 
 近年、様々なメディアでロボットを目にする機会が増えてきています。しかし、実際に社会で役立っているロボットを挙げると、一部のサービスロボットを除き、産業用ロボットに限られるのが現状です。このように、ロボットの活躍の場が工場内に限られる理由の一つとして、ロボットの移動自体がしっかりと確立していないことがあげられる。今回、生活空間での自律移動を実現するための手法を説明するとともに、作業用ロボットの例として、講師がこれまでに取り組んできたロボットについて説明します。
講座② ロボットと人工知能

  静岡産業大学 情報学部 教授 佐野 典秀
 人間と機械の協調によって安全性や機能性が確保されているシステムがあります。これらロボットを含むシステムにおいて操作しやすい人間-機械系の実現のために、マンマシンインターフェイスの開発・評価が行われてきている。人工知能などのサポートは人間に数多くの利点をもたらす半面、システムの安易な自動化は、人間に過大な負荷をかけ、人間・機械系を総合的に判断すると安全性が脅かされることがある事を調査、解析結果から紹介します。
第2回 (2講座) 11/9 (月)
講座① ロボット用モータの種類および制御技術
 静岡理工科大学 理工学部 准教授 服部 知美 
 自動車、家電製品、ロボットなど、幅広い分野で多数のモータが使用されています。ロボット分野では、主に、直流モータ、永久磁石型同期モータが使用されています。これらのモータの特徴、制御方法について説明します。また、搭載上の問題から、小型・軽量で高効率なモータの要求が高まっています。モータの小型・高効率化技術の一例について紹介します。
講座② ロボットの安全と認証 
 静岡理工科大学 理工学部 准教授 飛田 和輝
 従来、産業用ロボットは、柵に囲まれた空間で動作させることで、隔離の原則により安全を確保してきましたが、製造業、非製造業用を問わず、人の隣で協働、協調しながら働くロボットが増えてきました。人とロボットが共存する環境では必ずそこにリスクが生じます。今回、安全という言葉の意味、ロボットの安全に対する国際的な規格、取り組みについて紹介します。
申込方法 申込専用フォームより申込
②申込書をFAX ⇒ 下記クリック
         プリントしてご記入ください

③申込書をBiViキャンに持参または郵送
 案内チラシ(裏 申込書)は藤枝市および志太榛原地区
 市関係機関、商工会議所、商工会等にあります。

お問合せ
連絡先
静岡産業大学 社会人大学・ビジネス講座事務局
〒426-0067 藤枝市前島1丁目7-10
TEL 054-639-7164 / FAX 054-639-7165
Email :daigakurenkeikouza@gmai.com
主 催 静岡産業大学・静岡理工科大学
協 賛 藤枝市
後 援 藤枝商工会議所